トイレトレーニングは、子どもの準備が整ってから始めることが大切です。子どもの準備が整ったかどうか見分けるために、三つの手がかりがあります。
1. 身体の発育
排便がほぼ規則的である。
おしっこが出たとかうんちが出そうといったことが自覚できる。
日中は長時間おもらしをしないでいられる。
2. 訓練に対する前向きな姿勢
1歳半では、身体の準備が出来ていてもトイレの訓練には興味を示さないものですが、2歳半にもなると、友だちと同じようにマンガのキャラクターの絵
がついたパンツをさかんにはきたがるようになります。排尿や排便のあと、すぐにおむつを変えてもらいたがるのは、前向きな姿勢を示すよい兆候です。
3. 親とコミュニケーションをとる能力
子どもが自分の要求を言葉で伝えることができれば、大いに助けになります。また、こういう子は簡単な指示なら理解することもできます。
以上のことがひとつでも欠けているなら、どんなに無理強いしても、子どものトイレのしつけをすることはできません。お子さんとともにトイレのしつけという冒険に漕ぎ出したら、子どものペースに合わせて臨機応変に対応し、失敗はつきものそこから学ぶ機会になると考え、ゆったりと構えて前向きに進めてみてください。幼稚園でも一人一人の子どもに合わせて、ゆっくりゆったり取り組んでいきます。 |